ジョン少年の日記

ボクの名前はジョン。ジョン・ブラウンといいます。
今は山奥の小屋で師匠と二人暮らし。
そんなボクの一日は師匠の朝食をつくることからはじまります。
師匠より早起きして朝の支度をしなければいけません。そうしないと寝起きの悪い師匠に怒られてしまうからです。
師匠が起きてきたのはボクが朝食の準備を終えた直後のことです。今日もタイミングばっちり。
「師匠、おはようございます。」
「うむ、おはよう。」
「今朝は焼き魚と・・・師匠のお好きな豆腐の味噌汁です。」
「ほぉ、朝からなかなか豪華な食事じゃな。」
自分で言うのもなんですが、ボク料理結構得意なんです。
料理に火が通っていなかったり、砂糖と塩を間違えてしまったり・・・料理をおぼえたころはよく失敗をしたものです。
でも、もうそんなヘマはしません。3年前から朝食を作りはじめ、今では師匠も大満足の腕前です。
「ジョン!なんじゃこれは!!」
「はっ、はいっ!?」
その時、いきなり叫びだした師匠が朝食ごと机をひっくりかえしました。一般に卓袱台返しと呼ばれているアクションです。
・・・師匠、どうしたんだろう。わけもわからず立ちすくんでいるボクに師匠はこう怒鳴りました。
「こんなメシが食えるかっ!!」
嘘だ。今日の朝食には絶対の自信があったのに。
不思議に思ったボクは床に散乱した朝食に目をやりました。
銀シャリに、豆腐の味噌汁に・・・焼き魚・・・
ん?焼き魚?焼き・・・魚。焼き・・・
あれ?コレ焼き魚?待って待って、もしかしてこの魚・・・
「火・・・通ってない・・・」

P.S.
後になって味噌汁に塩を入れたつもりが実は砂糖を入れてしまっていたことも発覚しました。
確認はしておかないといけませんね・・・。